Point of No-Return

バイクが趣味なおっさんのブログ

一期一会

今週のお題「人生で一番高い買い物」

日本語で「買い物」って何もお金でモノを買うだけではないですよね。
このファジーさが外国人には理解されないんだろうなぁ。w

どっかのカード会社がキャッチコピーに使ってた「プライスレス:Priceless」。
「(お金で買えない程)高価な、貴重な」という意味ですよね。

「人生で一番高い買い物」=Pricelessは何だろう?
本当に大事なものはお金とは交換できない…
と考えると、「人との縁」ということでしょうか?

そうなると、「一番高い」って、人に順番つけるわけにはいかないので、
難しいネタですねぇ。(自分で入り込んでおいてなんですが)
親・兄妹・恋人・先生・友人etc…順番つける訳にはいかないものね。

大学で学んで、「ほぅ、確かになぁ」と今だに記憶に残ってるのが、
『バーガーの社会学:Berger著 SOCI-OLOGY」

この本で記憶に残ってるのが、
「人の個性は出会った人、周囲の個性により形成される」
「属する社会、周囲の人間が変化すれば、その個性もまた変化する」

つまり、この本によると、
「あなたと同じ個性の持ち主は他におらず、あなたの個性は日々変わっている」
ということですね。

父母の個性、兄妹・親戚、学校の友人、教師、社会の先輩、恋人それぞれから、
個性をちょっとずつもらって、あなたの個性は創り出される。
その周囲の人たちもあなたと接することで、常に個性は変化している。

うーん、禅問答の世界に入ってしまう…
まぁ、人との出会いは個性・人格形成になくてはならないということか。
なので、「人との出会い」が私にとってのPriceless 。

この先、どれだけ生きる事ができるか、分かりませんが、
他人から私に、私から他人に何か提供されるorしているものがあるかもしれない。
「一期一会」&コミュニケーションを大事にしたいと、思っています。

また、人に限らずモノから何かを感じ得る事もありますよね。
先週末、あまりに暑いので、小さい方のバイクで日陰づたいに、
名古屋空港にある航空博物館に行ってきました。

展示してある「零式」。
板金屋さんがまさしくゼロから作ったレプリカだそうですが、
あまりにも生々しいオーラを放っていました。

戦争で散った人達、彼らが生きていれば、どんな個性を提供したんだろう?
戦争のおかげで成長した日本ですが、有能・優秀な人材が活躍できた機会を
失ったのも事実…

私のような無能が、のほほんと生活させてもらえる平和を与えて頂いた事に、
レプリカとは知りつつ、感謝の気持ちを持ちました。

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