Point of No-Return

バイクが趣味なおっさんのブログ

ちゃりんこ:LEADER 735 in Beijing

今週のお題「わたしのドメイン

オッサンにも『幼少の砌(みぎり)』あり…自転車に乗るのが大好きだった。
小学生になっても常に自転車で遊び回る。

中学になると釣り好きの友人がいたこともあり、チャリで府県境にある
ダム湖までブラックバスを釣りにゴムボート積んで何度も遠征…

今更だが、非常に危険な遊びが日常だった気がする。

高校も自転車通学だったので、後ろに可愛い彼女を横乗りさせて…
なんて事は全然なく、一心不乱に学業のために自転車を漕いでたのである。

なのに、バイクや車に乗り始めると、全くチャリとの接点が無くなるもんですね。

それがオッサンになり、バイクにちょい飽きた頃、なぜかピストバイクを買った。
【三つ子の魂、百まで】なんでしょうかねぇ。
「変速ギアなんかに頼らずテメーの足で走る!」という妙なこだわりで。
(嘘です、ネットで偶々見かけてシンプルな格好良さにやられました)

で、買ったのがLEADERというUSAブランドの735TRというモデル。
身長に合わせて、フレームをオーダーし、あとは適当に。

当時は常に車で出張という生活だったので、出張先まで積んで行って、
早朝や、移動日に走り回ってストレスを発散していました。
長野だったり、福井だったり…

固定ギアなんで、常に漕いでる状態なんですよね。
ほんでもって、フォークはカーボン、フレームはアルミなので軽い軽い!
ひと踏みひと踏みが、ほぼ駆動力に変換されている感じで、
すごくダイレクトな乗り物です。

そのせいか、乗って数分でアドレナリンが大量に発生して、
「ランニング・ハイ」ならぬ、「ライディング・ハイ」になるんですよ。
「うっしゃ!今日はどこまでも走れるぞ!」って走ってると気づいた時には、
復路の体力が…

こいつは、中国赴任にも連れて行きました。
普段乗りに、現地の鳳凰自転車というメーカーのヤマチャリも買いました。
(大戦前に日本の出資と技術指導で上海にできた自転車メーカー。
 そのせいか品質も良いのでGIANT他のOEM製造とかもしてるみたいです。)

北京を疾る日本人のオッサンon theアメリカチャリ …「KEZAWA」に敬礼!www

北京は真っ平らな土地だし、道路も広くてガンガン走れました。
ちょうど、中国人の先端層も「健康」とかを意識し始めた頃で、
スポーツチャリを買い始めてたような感じでした。

GIANTの路面店や、日本の”サイクルあさひ”もあったんですよ。

街中で走ってると、いろんな層からよく声をかけられました。
「そのチャリ、めっちゃ早いなぁ」「どこで買えるんだ?」etc.
なんせ、中国人は気さくで、好奇心のかたまり。

Fixギアのピストは中国語で「死飞自行车:sifei-zixingcheすぅふぇいじぃしんちゃ」
まぁ、意味は分かる気がしますね。

日本のストリートカルチャーに憧れてる中国人の若者が多いんですよ。

まぁ、自転車好きはオッサンになっても、変わん無いんだなぁ。
「跨り系乗り物好き」のドメインは、幼き頃の自転車愛にあったのですね。

「世の中、みんな自動車に乗ってると言うのに!」と曰う、中国人ですが、
乗せてみりゃ、その楽しさが分かるようでして。
たまに空気と気候がいい時にはツーリングなんかしたもんです。

鳳凰のヤマチャリは燕子専用車になってしまいましたが。