Point of No-Return

バイクが趣味なおっさんのブログ

泡沫の夢(2016年の8月)

8月に入りました。
早々に米国下院議長の台湾訪問があったりで、政治も経済も少々混乱気味…

「一つの中国」論において、政治抜きに人民はどう捉えているか?なんですが、
あくまで私個人の視野・経験の狭い頭で判断するに…ですが、
陸中国人のほとんどは「別にぃ〜。あんまし関係ないし。」でしょう。
一部、猛り狂ってる民間人の心は、
「クッソォ〜、同じ中国人なのに台湾の野郎は羨ましい。不公平だ!
 自由で、景色も水も空気も綺麗なとこに住みやがって、政治レベルも比較にならない。
 独立なんてさせてたまるか!口惜し〜ぃ!」でしょ、きっと。

無関心を装うか、羨ましさを怒りに変えるか。
自分たちの国や政治を変えていこうとはしないんですよ。
だって、天安門事件の二の舞になっちゃうし、それすら口外や議論できないのだから。
陸中国人にとって大事なのは「自らの命(健康)」「家族」「面子」。

 

中華赴任1年目(2016)の8月、ワシ何しとったんでしょうか? 
その日は北京の王府井(wangfujing:わんふぅじん)に呼び出されてました。
観光地としても有名ですね。


(この時点では燕子は北京の生活に疲れ故郷に帰っちゃってました。)

なぜか、Toys Rusでジェンガとシャボン玉を買わされ、
飯屋までのタクシーで無邪気にシャボン玉で遊ぶ。
タクシーの運転手さんは嫌な顔一つせず、「厉害呢!」(ええやんけ!)
北京のタクシー運転手は法律で身元が確かな北京人しかなれないので、
安心で気さくなオッちゃん多し。当然ながら英語なんか通じませんが。


8月はコイツの誕生日でした。
誕生日に激辛の「火锅」(huoguo:ふぉぐぉ)…めっちゃ喜んでます…
火鍋食った後&暑い夏ですが空気が乾燥してる北京は過ごしやすい。

ちなみにこの時点の私の中国語力なんて最低レベルですが、幸い彼女は英語がめっちゃ
流暢に喋れましたので、なんとかコミュニケーション取れてました。
「ご飯食べたし、食後に散歩に行こう!」(中国人は散歩好き)と、
道端のトゥクトゥク風3輪タクシーの運転手に「4元で朝陽公園まで行ってくれ!」と
大阪のおばちゃん的交渉するとこなんかは感心しました。


彼女はいわゆるCA業だったのですが、人間関係に疲れて辞めちゃったんです。
辞めて、南の島(海南島)で一ヶ月のんびりアルバイト生活して北京に戻る3月、
たまたま出張で帰る私と空港のサンドイッチ屋で隣あった席になり、
「あんた日本人やろ?」と声かけてきたのが知りあったきっかけ…

その後、ちょくちょく晩飯食うようになり、Wechatの使い方やキャッシュレス決済、
中華版Amazonはじめネットショピングの勘コツや、北京の遊び場など、
エンタメ系中国生活のベーシックを教えてくれたのが彼女でした。
しば犬?ぬいぐるみと鉢植え金魚水槽は彼女からのプレゼント…

この年の秋に燕子が北京に舞もどってきて、なかなか面倒でスリリングな展開に
なったことを、たまたま思い出しました。笑

さて、波乱含みだった国際情勢もあり、水面滑空状態だった米国株ですが…
なんとか、ちょっと高度を保てるような様子。
とはいえ、いつ水面に墜落して潜水艦に変身するかもしれないのでドキドキ。