Point of No-Return

バイクが趣味なおっさんのブログ

泡沫の夢(壁に耳あり障子に目あり)

ま、なんかよく聞くセリフですね。(今はほとんどないか…)

赴任年の11月の出来事振り返り…

当時、彼の地では日本ブームで、映画「君の名は」や「武士道」なんて本が話題に
なっていたことは前回書いたのですが、日本車販売も結構な成長を果たしておりました。
日本メーカーも日本文化を前面にしたマーケティングイベントなんかを展開する訳です。

北京でも東京の表参道的な位置付けの三里屯:sanlitun(さんりぃとん)で、某社が
「匠の心展」なる文化展示イベントがあったのですが、取引先より招待状なんかを頂き、
週末は暇だし、まぁ見に行こうかな?なんて思ってたら燕子から「週末は何してる?」。

で、向こうの日本文化育ち世代なんで「行く、行く!」となりますわね。

で、その日の夜は燕子と飯食って別れ、自宅に帰ったら、
「天然記念物」から写真付きでWechat着信…
(以下意訳)

北京は広いね〜。人がたくさん、いるね〜。
ばったり、出会う事は少ないね〜。ばれちゃうことも、まずないね〜。
障子に耳があっても、いいじゃない〜。壁に目があっても、いいじゃない〜。
あなたは背が高いんだから〜。他人より目立つんだから〜。
最近、付き合い悪いんだから〜。私は友達、多いんだから〜。
私の友達、「週末画報*」〜。イベント主催は「週末画報」〜。(*:トレンドファッション雑誌出版社)
で、何か言い訳、あるんだ〜?で、ネタは上がってんだから〜。

あらぁ〜、見られてたのね?
北京の人口は2000万人はいると思うんですが…

国は違っても「壁や障子」には気をつけましょう。
いやいや、別に(どっちとも)付き合ってる訳ではないんだし…

彼の地では女性から告白することは、まず99%はない、そうです。(女性上位)
知り合って、連絡取ったり、会ってることは即ち、「好意を持ってる」んだから、
「気づけよ、バカ!」となる訳だそうです。(そりゃないやろ!)

で、「いい北京料理屋がある。晩飯が食いたい。」
仕方ねぇ〜ので付き合う。

本人、予約時間間違えて、人気店でもあり1時間待ち…
ようやく席に着くも服务员:fuwuyuan(ふぅゆぇん)がオーダー通すの忘れてて
30分待ち…爪弄ってしょげ込んでます。(しおらしいフリをしているとしか…)

ちなみに黄色いウサギはポテトサラダで、最後はぶっ潰して食います。www
北京料理は辛すぎることもなく、日本人でも美味しいですよ。

中国語で友人は  朋友:pengyou(ぽんよう)。
男友達は     男的朋友:nande(なん だ ぽんよう)。①
ボーイフレンドは 男朋友(なん ぽんよう)。②
「的」の有無でステータスが全然変わりますね。

この時点で私はJust a「①」のつもり。

さて、知り合いの女性にとって自分が「どのステータス」に居るのか?
これは推して知るべきなのでしょうが…
「わかるかい!そんなこと!」=我不知道:wobuzhidao(うぉ ぶつぅ だ)

ちなみに女性から「你是我的男人」:nishiwodenanren(にぃしぃうぉだなんれん)と
言われたら、完全に向こうがこっちに傾いてる状態。
この時点で他の女性とデートまがいの事すると、少なくとも打撃は喰らいます。

あなたの事を「老公〜」:laogong(らぉごん)なんて呼び始めたら血を見ます。
北斗神拳の伝承者」なら「お前はもう、死んでいる」と言うでしょう。
(老公は水戸老公の意味ではなく、旦那さん=あなた=婚姻関係って意味です。
 男性から見た場合は「老婆」laopo(らぉぽぅ)となります。)

そう呼ばれるかどうかは、あなた次第…
まぁ、しおらしい時もあれば…

君子危うきに近寄らず です。