Point of No-Return

バイクが趣味なおっさんのブログ

CRF1000L ナビの装着(Panasonic Gorilla:CN-G530D)

(駐在から)日本に帰れたら、アフリカツイン に乗って、どっか遠くに行きたいなぁ…


なんて妄想から始まったアフリカツイン購入ですが、ずっとナビを付けたいと思ってました。

でも、なかなかバイク用のナビってないんですよね。
ガーミン等もありますが、「電気製品と乗り物は日本製が安心!」って考えるタイプです。
(どう見てもVWゴルフを2台持ってる野郎のセリフとは思えない)

で、買ったのはPanasonicのゴリラです。(品番頭のCN=China?)
5インチで安いし、防水じゃないことを除けばベストじゃないかな?
ネットでポイント還元とか入れると実質2万円だし。

写真では向かって左の固定用スリットに詰め物してますが、これはGジャイロセンサー
「生かす」ための細工です。左のスリットに小さなピンスイッチがあり、
標準固定器具が装着されれば、スイッチが押されてジャイロが演算するようです。

私は標準固定器具を使わない(えない)ので、その対策に使い古しのクレカをハサミで
カットして差し込んでおります。(銀聯カードの期限切れ→さすが元中国駐在)

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ただ…「防水じゃない」のをクリアするのと、アフツーの絶望的に汎用性のない
φ13mmのコックピットステー対策をどうするか?ズゥ〜っと考えていました。

この度、課題を両立して解決してくれる逸品を見つけたのです!
(単に見つけ出せなかっただけ…)そそくさと、コロナ溢れるイタリアに発注!
イタリア→ドイツ→香港→名古屋 とコロナ蔓延地域を選んだように輸送されてきました。

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GIVI
S954B スマホ/ナビ防水ホルダー5インチ機器用
S902A    ユニバーサルマウントfor φ13mm

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(今気づきましたが、表裏逆につけちゃってますね。まぁー付けばいいんだよ!泣)

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ぴったりフィットですね。(電源コードが邪魔!なんとかします。)

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さて、桜は咲いたかなぁ〜?
(桜も咲いてないし、いつものコースだとナビなんか見もしない…)

DIYによるチューブレス化(タイヤ取外し編)〜CRF1000L

チューブレス化にあたって、まずはタイヤを車体から外さないといけません。
(当たり前ですが…)

作業全体から言うと、後ろタイヤ外して、チューブレス化&タイヤ交換、
その後、前タイヤ外してチューブレス化&タイヤ交換の順で進めていきます。

理由は、後ろの方が外しやすいのと、リム幅が広いのでOutexチューブレステープを
貼りつける作業が楽なので、前タイヤ作業の「予行演習」になりますし、
アフツーはセンタースタンドがあれば常にリアが浮いている状態なので、
作業中の車体が安定した状態で放置できるからです。

前タイヤは外した後で、ジャッキなどで車体を支持しておかなければなりません。
不安定で怖いですよね。

なので、まずタイヤの車体から外す状況をまとめて記します。

⭐️前後タイヤ外す際の共通注意事項!
 タイヤを外した後は、ブレーキレバー・ペダルを操作しないように!
 ブレーキディスクがない状態でパッドが押し出され、タイヤ装着時に難儀します。

 

リアタイヤ外し>
 工具:27mmソケット&ロングレンチ(スピンナーハンドル50.5cm)

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スピンナーは「長い方」が楽ですし、無駄にボルトを傷めないと思います。
(置き場に困りますけどね。凶器にもなりそうだし。www)

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・アクスルシャフトはタイヤ下面に足先をツッコミ、タイヤを上方に浮かせながら
 シャフトにかかる荷重を抜けば、手で抜けます。(固着してる場合はプラハン使用)
・チェーンアジャストボルトは緩める必要はないです。
 シャフトが抜けると、チェーンが弛みますので、アジャストボルトを緩めなくて可。
・チェーンは床面に付いてホコリを拾わないよう、インシュロックなどで固定します。
・念のためカラーやワッシャーには左右がわかるよう油性ペンなどでマークし、
 パーツクリーナーで洗浄。(ベアリングシールなども洗浄・給脂)
・アクスルシャフトは洗浄して、装着時にはモリブデングリスなどを薄く塗布。


→非常に簡単な作業です。チェーンとスプロケに指を挟まないようご注意!

 

<フロントタイヤ外し>
 工具:アクスル用22mmソケット&前述のスピンナーハンドル、
    アクスルホルダー用(12mm)&ブレーキキャリパー固定ボルト用(14mm)レンチ
 機器:2t程度の小さなガレージジャッキ&アテ馬(ガレジャだけでもOK)
    これがあれば車体をぶら下げたりしなくて済みます。

 ⭐️作業手順 
  ①左右キャリパー幅よりタイヤ幅が大きいので、まず、キャリパーを外します。
   ボルトはちょい固いのでボルトを舐めないようそれなりの工具を使ってください。
   (ネジロック剤が塗布されています。)
   キャリパーはブレーキラインに負荷かけないようインシュロック等で固定。
   ⭐️注意:マウント方向にはアルミのカラーが入ってるので紛失しないよう!
  ②アクスルを緩める。まだ抜かない…
  ③アクスルホルダー固定ボルトを緩める。
  ④エンジン下にガレージジャッキを突っ込み、車体(フロント)を1〜2cm浮かせる。
   ①〜③でジャッキ掛けちゃうと、タイヤが接地してないので無駄に体力必要。
   また、車体が不安定なので危険です。
  ⑤アクスルシャフトを抜き出す。(これも足先でタイヤを浮かせて)
  ⑥タイヤを外した後、シャフトを戻し、アテ馬を掛ける。
   (ガレジャだけでもいいですが、万一、油圧が抜けたら悲惨なので…)

(GSX-R1000K3用フレームスライダー)
ガレジャとボデーの間に挟み込みました。アドベンチャスポーツは最低地上高が高いので… 

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タイヤを外した後のアフリカツイン の悲しい前脚…(この後、念のためガレジャも掛ける)

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はい、以上のような作業で車体からタイヤ&ホイールを外します。
組み付けは、当然逆だよね。折角の機会なのでボルト・シャフト類は洗浄と給脂。

【参考データ】
フロントホイールアクスルナット      60Nm(6.1kgf-m)
アクスルピンチホルダーボルト       22Nm(2.2kgf-m)
フロントブレーキキャリパーマウントボルト 45Nm(4.6kgf-m)

リアホイールアクスルナット        100Nm(10.2kgf-m)
(チェーンアジャストロックボルト)    27Nm(2.8kgf-m)

DIYによるチューブレス化(準備編)〜CRF1000L

アフリカツインのタイヤ交換にあたって、大きな不満はなかったのですが、
唯一、気になってたチューブタイヤをなんとかしようと、年末より考えてました。

オフロードでの使用を前提にしたチューブタイヤが悪いとは言いませんが、
一般的な日本のユーザーが「オフばかり」走るわけではありませんし、
オフ専用車として使う人もいないのはメーカーさんも分かってるはず。

勝手な判断ですが、その理由は「チューブレスタイプのスポークホイールを
開発するコストが掛けれなかった or 適合する外モノがなかった」事でしょう。
リア18インチはライバルS社のV-stromが採用していますが、フロント21inがない。
タイヤも開発評価にかなうモノは最適コストで調達できるモノがない。
(海外製を使うと開発・物流・コストがかかる。言う事聞いてもらえる国内メーカーが良い)

OEM装着のD610なんて完全にオン重視のタイヤなのにねぇ。矛盾しすぎ!
 とはいえ、キャストホイールではあの「しなやか」な乗り心地は困難ですね。

まぁ、この辺りは新型アドベンチャースポーツで解決してるのですが、
「旧型乗り」の私は自力でなんとかするしかない。

案1:アフツー適合のチューブレス スポークホイールを購入
   候補はSM pro Tubeless wheel set 前後で ¥150,000以上!
   ボルトオンでつくらしいがブレーキディスク&スプロケなどの移植が必要。
   また、シール部分は樹脂のため、4年が保証期間。(長持ちする可能性あり)
   加えて写真だけ見ると、チューブリムを流用しているように見える…

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案2:Outexのチューブレスキットを導入
   施工に手間がかかる。キットは安価(¥13,000程度)

いずれにしろ、スポークニップル部分からのエア漏れを防いで「なんちゃって」化するだけ。
CRF1000Lの純正ホイールは
ビードバンプはRrにはありますが、フロントにはないので、フロントはビード落ち
 (耳落ち)の可能性は否定できません。(空気圧が極端に落ちなければ杞憂)
②リム内面にはチューブタイヤならではのタイヤ滑り防止用の縦溝を彫っているため、
 タイヤビード部分の密着度(エア圧保持力)に一抹の不安あり。

検討の結果、案2にすることに決定。
チューブレス化は「自己責任」ですので、参考にされる際はご留意ください。

さて、決まればあとは工程と必要な工具を準備するだけ。

<工程>
 ⑴リアタイヤを車体から外す→タイヤ取り外し→ホイール下作業→Outex施工→
  タイヤ組込み→ビード上げ→エア漏れ確認→バランス調整→車体に取付
 ⑵フロントタイヤ(同上)
<工具>
 ・ビード落とし&タイヤレバー(Motion Pro BeadBreaker Ⅱ)他
 ・8Lサイズのコンプレッサー&ホイールバランサー&22/27mmロングレンチ

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先に言っておきますが、上記全ての準備工具は「使えます!(した)」
無駄にはならないので、ご検討の場合は参考になると思います。

あっ、交換用のタイヤも買わないといけませんよ!(チューブレス)
Fr:90/90R21、Rr:150/70R18
(速度記号はアフツーではH:210km/h 以上が良いですね)

 

まずは準備編でした〜