Point of No-Return

バイクが趣味なおっさんのブログ

泡沫の夢(成都の初夏)

有缘再见(よぅゆぁん、ざいじぇん)…縁があればまた会えるね。

多分きっと、二度と会えないだろうけど…会いたいな。
っていう、別れの言葉。

この後に、想你了!(しゃんにぃら)…大好き!
なんて言われると、一般男性諸氏に至っては、「お釈迦様の手の平」状態ですね。

中国の四川省 成都(cheng duちぇんどぅ)=三国志?パンダ?陳麻婆豆腐
日本でも有名で、観光で行かれた人もいるんでは無いでしょうか?

観光地で有名な都市である一方で、ロケット発射基地の近くでもあり、
中国の航空機産業(ロシアから近いという事もある)の中枢や空軍の基地、
なんとAppleのi-Padの大半をアッセンブル製造している本拠地でもあります。

中国の西の端?で上海から揚子江を遡り、武漢西安などを経由した
シルクロードの入り口。一年の大半を霧に包まれ、異邦人との民族交流もあり
中国でも屈指の「美人の産地」。(女性に限る)

ここには出先の事業所があったので2ヶ月に一回は訪れていました。
ちょうど、5年前の今日あたり、地元の小学校で課外授業のボランティアに
行ってましたね。もちろん、日系企業にも理解がある校長の学校ですが。

どの世界でも子供は無邪気で可愛いですね。
「日本人もキタァ〜」なんて、おっさん日本人にテンション爆上げです。w
(私以外は全部ローカルスタッフで訪問)
簡単な紙工作の授業なんですが、女の子はさすが万国共通?
男(おっさん)遇らい、というか、パパ活がお上手で、
「あーん、できない。手伝ってぇ〜」的な甘え上手です。

2時間程度はお子様対応であっという間に時間がすぎ、最後にお互いお礼と
お別れの挨拶。みんな喜んで帰って行きました。

若い女性の担任の先生(可愛い)も、最初は不安だったようですが、
生徒の喜びようと、意外なアイデアやプレゼン能力を再発見して
感動していたようです。

そんな中、一人の女の子が教室に戻ってきて、ばっ!と私に飛びついてきて
(まぁ当然、受け止めて抱き上げますが…)
「有缘再见…」と言うなり、私の頬にチュ💋…
抱き下ろすと「バイバーイ:拜拜」といって元気に走り去って行きました。

若い女の先生、顔真っ赤にして「あの、その…まぁ…」って感じ。www
校長先生:「まぁ、最近の子供は勉強もせずにドラマなんか見てるから…」って。
私:「可以可以!世界一样吧!(OK,OK!どこも一緒ですよ!)」

こういうのって、ほんと国を超えた交流ですよね。いい経験でした。
結構、中国でも人民って、民族交流が複雑なせいか、結構フレンドリーなんですよ。
例えば、泊まったホテル。

ね、こんなメッセージカードを部屋に入れてくれてたり。
パンダはマグネット入りのヌイグルミで、今も家の冷蔵庫に張り付いてます。

北京に戻り、そんな話を燕子にしたら、小学生相手に大嫉妬の上、
成都の女は美人だろ?えぇ!担任の先生とは何もなかったんだろうな、オイ!」
(中国の女性は、独占欲がめっちゃ強いです。)
「オイ、成都連れて行け!」(おいおい、お泊まりになるぞ?)

成都の名所には有名な「武侯祠wuhouciうーほぅし」があります。
三国志の武人等を祀った場所を中心に、お土産物屋や食事処がある
中国らしいアミューズメント施設で、観光客向けに「変面ショー」なんかを
見ながら火鍋が食べれるようなレストランもある、一日過ごせる場所です。

街の中心から徒歩でも、レンタルチャリでも行ける距離です。
結局、次の週末に連れて行くことに…

遊んで、食って、ご満足いただけたようですね…
そうそう、成都は内陸ですので6月でも肌寒いですよ。
食事は観光客相手の店より、地場のレストランの方が安くて美味いですよ。
ヨーロッパとかと違って、敷居が低くて、値段も安いのが中国の良いとこです。

私も行くまで、「日本人嫌いが多いんだろうなぁ」と思ってましたが、
全く、そんなことないです。
地下鉄乗ってたら、若いおねいさんに、日本語で、
「あなた、日本人でしょ?私、独学で日本語勉強してるの!
 よかったらWechatアドレス交換して!」なんて声かけられるんですから。
似てるようで、日本人はすぐ分かるようなんですね。何が違うのだろう?
でも、私は北京の街中で、中国人に何度も何度も、道を尋ねられる風体なんですが…

当然、横にいる燕子は『不敵な笑み』を浮かべていた訳なんですが…
「有缘再见了👋」(再見の文尾に「了」がつくと、二度と会うか!の意味になる)