Point of No-Return

バイクが趣味なおっさんのブログ

泡沫の夢(北京で引越し)

赴任も一年を過ぎようとしていた12月。
住み慣れたアパートを引っ越しすることにしました。
1年契約なので、そのまま継続でも良かったんですが、通勤に時間がかかるんですよね。

直線距離で6kmほどしか変わらないのですが、
国贸:guomao(ぐおまお)エリアや三元桥:sanyuanqiao(さんゆぇんちゃぉ)に
行くのに車で1時間は楽勝にかかるんですよ。

地下鉄なら8号線「高碑店:gaobeidian(がおべいでぃぇん)」駅から一駅乗って
「四惠:sihui(すぅふい)」駅で1号線に乗り換え…(めっちゃ人多し)
なんせ、北京人の運転手さんが「なんでこんな不便なとこ選んでん!」と言うくらい。
逆に北京の中心に行くと政府系が多いので検問や共産党幹部のお出かけの度に通行止め。
(内も外も不便極まりない)
住むなら三環路東側が何かと便利です。

私の場合は、まぁ、日本人が少ない、というそれだけの理由でしたが。

1年で会社とは関係のない友人も何人かできたし、運転手さんにも迷惑かけるので、
通勤他に便利なアパートに引っ越すことにしました。

今までのところは、前年に下見に来た際に駆け足で何件か物件を見て、以下条件で即決。
・風呂/トイレ別で、風呂が広くシャワーブースがある(私がでかいので)
・南東角部屋でバルコニーがある
・米国系ホテルグループが経営(英語が通じると思った)

住み心地は良かったのですが、外食ができる店が少なかったのと、深夜にタクシーで
帰るのが億劫だったんですよね。(日本と違って安いですけどね)

引越し先の風景。

部屋選びにあたっては、不動産屋が出してくれた候補物件数件を、
現地民である燕子に付き合ってもらって一緒に見てまわりました。

燕子のアドバイス
・絶対に南向きであること(北京の冬はめっちゃ寒い)
・角部屋は冷えるので避ける(同上&西は夏暑い)
・最寄りの地下鉄駅が自分の家と会社から便利(?)
・スーパーが近く、外食店舗が多いこと
・スタッフの親切さ(これは中国人でないとわからない)

以上に私の重視点を加えて新居が決まりました。
結局、帰任までココにずっと住み続けておりました。

外国人は引っ越すと住処を登録しないといけません。(日本でも一緒か?)
いわゆる住民票登録です。これは自分でもできますが、外国人用アパートなら
フロントが手続きをしてくれます。

外国人登録証なんかはありませんが、ビザ情報に紐つけられているんでしょうね。
代わりに「パスポートを常に携行しろ」でした。www
(普通に生活してる分には必要ないですけどね。)

最寄り駅まで徒歩数分、会社までも歩いて10分という好立地。
パン屋さんもイタリアンも和食もローカルフード店もコンビニも近くにあり、
建国路挟んで反対側にはウォールマートがあり、大きなショッピングモールに
シネコンも全て徒歩圏内。おまけにスタッフもフレンドリーで親切。
(引越し前のアパートも良かったですよ。ジムとプールも広かったし)

引越し終わって、燕子とアパート目の前の日本料理屋で晩飯。
大好物の「鰻重」食ってます。私は流石に中国で鰻は食いませんでしたが…
(なんかウナギみたいな格好ですね。)

中国のアパートは結構構造上のトラブルがつきものと聞いていましたが、
幸い私はそんな目に遭ったことはありませんでした。

そうそう、中国語で「ご飯の上にオカズが乗っかってるの」は、
盖饭:gaifan(がいふぁん) と言います。
なので「鰻重」は鳗鱼盖饭:manyu-gaifan(まんゆぅがいふぁん)でございます。
牛丼は日式 牛肉盖饭:rishi-niurou-gaifan(りぃしぃ-にゅうろうがいふぁん)。
まぁ吉野家:jiyejia(じぃいぇじぁ)でも通じますが、
すき家=食其家:shiqijia(しぃちぃじぁ)もありますので…

吉野家すき家も何度か使いましたけど、休日の昼飯にはアパートから数十歩で行ける
「和合谷:hehegu(はぁはぐぅ)」でよく食事しました。
「真功夫:zhengongfu(じぇんごんふぅ)」も至る所にありますが、和合谷の方が好き。

大抵は「宫保鸡:gongbaoji(ごんばぉじぃ)ばっかり食ってました。
ざっくりドリンク込みで20元(¥300)くらいだったかな?